TH70 高齢者の腰下肢痛

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★高齢者の腰下肢痛を「総論」「回旋制限」「側屈制限」の3つのテーマで紐解く
★胸腰筋膜と大腰筋に着目し、それ由来の腰痛についての評価と治療を3期に分けて解説

痛みのコントロールのプロを目指す徒手医学。
今回は高齢者の腰下肢痛について、大きく3つのテーマにわけて講義していただきました。

はじめに総論として、高齢者の腰下肢痛を画像診断とリスク管理、身体的特徴の３つの視点から解説し、各症状に対応する運動療法のポイントを紹介。

次に回旋制限を有する高齢者の腰下肢痛について、胸腰筋膜に焦点を当てて検討していきます。
胸腰筋膜の構造や機構を取り上げ、胸腰筋膜に関するレビューを通して胸腰筋膜由来腰痛の病態や特徴について解説。
また、評価と治療の実際を〈急性期〉〈亜急性期〉〈慢性期〉と３つにわけて説明し、その鑑別と病態に合わせた治療法を提示していきます。

最後は腰椎変性側弯症による側屈制限について、その病態の要因として考えられている大腰筋に着目していきます。
大腰筋の機能解剖や特異性、病態的特徴から腰痛と大腰筋腰椎変性側弯症の病態、臨床症状まで解説。
視診や各種テスト等から大腰筋由来の腰痛を評価し、治療の実際としてレビューと治療法を〈急性期〉〈亜急性期〉〈慢性期〉の３つにわけて紹介していきます。

本講義で、高齢者の腰下肢痛の臨床に活かせる徒手医学を学んでいただけると幸いです

■講師：荒木秀明（日本臨床徒手医学協会代表理事）あらきひであき