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ME124 表面筋電図を用いた筋の質的機能評価~股関節疾患患者の歩行障害の特徴と実践的治療戦略~

近年、医療機関は在院期間短縮の流れにあり、リハビリテーション(理学療法)も効率よく行う必要性があります。
しかし、現状をみると根拠に基づいた理学療法サービスが十分提供されているとは言い難いのではないでしょうか?
例えば、運動器疾患の廃用性筋萎縮に対する筋力強化訓練法として、主に重錘負荷等によるトレーニングのみを実施している施設は少なくありません。しかしこれらの訓練により、ある程度筋力の回復が得られても、実際の動作、例えば股関節疾患患者であれば、歩行動作の異常の一つとしてTrendelenburg跛行や荷重時の関節・体幹の不安定性が残存し、動作障害が十分改善されていない症例をしばしば経験します。このことは単純に「筋力の回復」=「有効に活用しうる筋力の向上(筋の質的向上)」にはならないことを意味しています。そこで今、理学療法に必要なものは従来の量的な筋力増強訓練に加え、
別の質的な筋力向上を図る訓練プログラムを作成することであり、その筋の質的評価法の確立にあります。
そこで、本動画では表面筋電図を用いた、筋の質的評価の重要性と具体的治療アプローチについて紹介します。

■指導・解説:加藤 浩(九州看護福祉大学 看護福祉学部 リハビリテーション学科 理学療法専攻 教授/保健学博士/専門理学療法士(運動器・基礎)/認定理学療法士(運動器)
■実技:九州看護福祉大学 看護福祉学部 リハビリテーション学科 加藤研究室
■撮影協力:九州看護福祉大学 かとうひろし

イントロダクション/神経~筋システムについて*筋組織の特徴/筋収縮の基本単位(motor unit)

11分30秒

EMG解析の特徴*積分筋電図解析/周波数パワースペクトル解析➀

10分34秒

EMG解析の特徴*積分筋電図解析/周波数パワースペクトル解析➁

18分59秒

wavelet周波数解析

13分56秒

股関節疾患患者の歩行障害の特徴(周波数パワースペクトル特性)/股関節疾患患者の中殿筋組織病態

12分37秒

MMTで評価している筋力とは?

19分32秒

空間的要素(combination)

15分52秒

時間的要素(reaction time)

10分48秒

強さの要素(モーメント・パワー)

08分48秒

筋の収縮連鎖からみた特性

12分18秒

運動連鎖からみた特性

12分32秒

力の連鎖からみた特性

12分00秒

➀筋の収縮感覚を重視したトレーニングが有効/➁単関節運動より多関節運動が有効

11分29秒

③直線運動より回旋運動が有効

14分26秒

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10分44秒

⑥筋力を「筋腱複合体」として捉えたトレーニング戦略/⑦床反力ベクトルを考慮したトレーニング戦略

13分43秒