TH21 関節可動域制限のメカニズムとそこから紐解く治療戦略

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★関節可動域制限はADLやQOLの低下のみならず、介護を中心とした日常のケアにも影響を及ぼす機能障害である
★骨格筋の器質的変化に由来した関節可動域制限（筋性拘縮）について理解を深め、臨床で治療に向き合う力を養う

関節可動域制限はリハビリテーションの対象となる主な機能障害ですが、医療技術の進歩が目覚ましい現代においてもその治療に難渋することが少なくありません。
この原因はそのメカニズムが明らかにされておらず、これを基盤とした治療戦略が立ち遅れているためと考えられます。
そこで、本講義ではまず関節可動域制限の発生要因と責任病巣、病態を整理した後に筋性拘縮のメカニズムを説明し、そこから紐解く治療戦略について解説していきます。
なお、本講義は段階的に理解を深めていけるよう構成しておりますので、ご覧いただく皆様にとって関節可動域制限に対する治療を進める一助になりますと幸いです

■講師：本田祐一郎（長崎大学大学院医歯薬学総合研究科）ほんだゆういちろう